<導入インタビュー> ハースト婦人画報社様 | 【公式】Eventory(イベントリー日本版)

<導入インタビュー> ハースト婦人画報社様

オンラインコミュニティ「ELLEgirl NextLAB」

【ELLEgirl NextLAB vol.1】オンラインセミナー実施レポート 2021 /3 /5

インタビュー参加:

株式会社ハースト・デジタル・ジャパン
 エルグループ エル・ガール 編集長 小栗氏
 デジタル本部 エル・ガール ウェブプロデューサー 小俣氏
 エル グループ エル・デジタル  エル・ガール エディター 山口氏

Eventory Japan 片岡


Eventory(イベントリー日本版)は、採用事例第1号として、株式会社ハースト婦人画報社様が運営する「ELLEgirl NextLAB」のオンラインサロンにて活用いただいております。

今回は、2021年3月5日に開催された「ELLEgirl NextLAB」オンラインサロンvol.1での活用の様子とそこで感じたオンラインイベント運営の課題、Eventory (イベントリー) を活用した感想などを伺いました。

ユーザーとのエンゲージメントを高める、オンラインコミュニティ

片岡:ELLEgirlさんが開催するNextLABについて教えてください。どのような目的のイベントですか?

小栗氏:NextLAB は、ELLEgirlの持っているロイヤルユーザーとのエンゲージメントを高めるため、オンラインサロンのようなコミュニティ形態で始めたプロジェクトです。

セッションの目標(ゴール)としては、高い熱量を持ったロイヤルユーザーとのエンゲージメントを可視化してリリースなどで対外アウトプットできる形にしていきたいと考え、今回、チャレンジを始めました。

ポイントは、コミュニティの熱意を可視化する、スムーズな運営で効率化すること

片岡:NextLABを実施する上で、ツール導入を検討された理由、抱えていた課題、今回Eventory (イベントリー) を導入していただいた理由などを教えてください。

小俣氏:導入するにあたり「コミュニティメンバーの熱量を可視化できるのか」が、今回のキーポイントでした。セッションの参加者数やアンケート回答数といったレポートだけでなく、参加者の生の声=熱量を活性化させ、それをデータ化してアウトプットすることが課題だったのです。

また、弊社では既に様々なイベントを独自に実施しているのですが、集客した参加者のデータをあらゆるツールから取得していてイベントの管理は大変でした。そのため、イベントの運用を一元管理できることが理想的だとも考えていました。

配信ツール自体のセレクトにプロジェクト立ち上げ当初から悩んでいました。

ZoomやYouTube、Instagramのライブ機能など、配信ツールはいろいろあると思うのですが、ユーザーにとっても運営側にとっても、どちらもスムーズに運用できるのにはどれが一番よいのだろうかと悩みました。

片岡:確かに今はいろいろなツールがあると思うので、どれがいいか選択も難しいですよね。以前は、オフラインでサロン開催されていたのでしょうか?

小栗氏:はい。このELLEgirl NextLABも、もともと数年前にオフラインコミュニティとして実施した“ELLEgirl Labo”が原型になっています。当時はファッション&ビューティ業界を志す読者のための少人数制ワークショップをオフラインで開催していましたが、若年層のニーズや時勢の変化、そしてコロナ禍による新たなコミュニケーション環境に合わせて、実施目的やテーマをアップデートしたうえで、新たなオンラインコミュニティとしてローンチしたものになります。

「元気が出た、ためになった、以上」ではない相互コミュニケーションをどう仕掛けるか

片岡:オフラインで実施されていた他のイベントとの比較など、今回、オンラインイベントを実施してみていかがでしたか?

小栗氏:オフラインのイベントは、壇上に登壇者がいて参加者が観客席にいて、その空間を共感するという形が多かったのですが、意欲的な方が参加されているとは言え、やはり檀上と客席で完全に世界(距離)がわかれているので、そこが交わることがないというのが前提です。

それがオンラインイベントだと、全員が同じ立場で参加できるということが非常にエンゲージに繋がると感じています。客席においても、最前列と最後列でその意欲の度合いや、伝わり方のグラデーションをいかに均一に保つかというのが課題になることがありますが、オンラインであれば、全員が最前列に座れるという良さがあるのかなと感じました。

片岡:確かに同じ距離感で、画面越しに近くにより感じられることはオンラインのメリットですよね。 

山口氏:そうですね。登壇者と参加者の距離感が近くに感じられるということのほかには、オンラインなので移動がないため、イベント実施時間の前後の予定に左右されずに参加しやすい方も多かったのではないかなと感じました。

オフラインイベントだと前後の予定の調整や移動時間を考慮する必要がありますが、オンラインなら場所を選ばずスマホなどからでも気軽に参加できます。また多忙な方が多い登壇者も、セッション本番の1時間程度を確保して頂ければ参加頂けるので、ブッキングのハードルも下がるかなと思います。

片岡:主催する側も参加する側も効率よくですね。

山口氏:はいそうですね。

片岡:オンラインに開催を変更する上で、重視された点があれば教えてください。

小俣氏:先ほどお話した「参加してくれている方がどれだけ熱量を持っているか」はポイントです。

「デジタル」と言うと、「データ取得、データ活用」と言われがちなので、そういうところは「提示できるデータとは何なのか」というところを考える必要はありますし、それが運用に組み込まれている必要があり、それを見越して考える必要があると感じました。

 小栗氏:そうですね。これまで様々なプラットフォームを使ってオンラインイベントをトライしてきました。ELLEgirlではエンタメに特化したものだけでなく、NextLABのように読者の向上意識に訴えるような内容にもニーズが高く意欲的な参加者が多い特徴があります。

同時に、コンテンツの満足度の高さの反面「元気が出ました、ためになりました、以上」という一方通行のコミュニケーションで終わってしまわないか、という課題もありました。

私たちは参加者の方々に体験(参加)して頂き、その後の生活に少しでもポジティブな変化があればという思いで実施しています。そういう意味で、エンゲージメントをいかに高めるかということの先に、セッション中やその前後も含め、どれだけ参加者にコミュニケーションすることへ意識を向けてもらえるか、ということも重視しています。

Eventory (イベントリー) の良さは、直感的なこと、一方的ではない相互コミュニケーションができること

片岡:Eventory (イベントリー) を今回使用していただいて、運営側からの率直な感想をお伺いできたらなと思います。

山口氏:第一印象として、UI(管理画面)が直感的に操作でき使いやすかったです。操作にそれほど苦労することがなかった。また、一方的にならない相互コミュニケーションができるという点は大きなメリットでした。

その場でアンケートを取って結果をリアルタイムに表示したり、絵文字を送れたりできるとお聞きし、そういった機能を使いこなすことができたら、聞くだけではないより体験型のコミュニティにできるのではないかと、今後の可能性もすごく感じました。 

メールの設定やアンケートの集計なども簡単にできました。入力していくだけででき、運用側の時間短縮にもつながっています。機能がすごくたくさんありますよね。

片岡:ありがとうございます。例えば新しい機能を試そうかなというときなど、このようにZoomなどでご説明させていただくといったサポートを続けて行きたいと思うので気軽におっしゃってください。

片岡:参加者からの反応はいかがでしたでしょうか?

小俣氏:今回、参加者の6割が学生だったのであまりメールは見ていないかと思っていたのですが、メールの開封率は意外と高く、きちんと誘導すれば見ていただけるということがわかりました。 

山口氏:Eventory (イベントリー) 内での「交流」というのはまだ生まれてないみたいで、ZoomのダイレクトメッセージやInstagramのダイレクトメッセージで交流したという話を後から登壇した方から聞いていて、もうちょっと活用してもらいやすくするには、運営側からのアナウンスが必要と思いました。「同じ境遇の人と繋がりやすくなる機能があるといい」という意見もありました。

 片岡:機能自体はあるのでうまく活用していただけるといいかなと思います。

片岡:その他、Eventory (イベントリー) を使っていただいて困ったこと、不便に感じたこと、追加してほしい機能などあればお願いします。

 小俣氏:ユーザーが自分のプロフィールを編集する画面にインスタグラムの登録機能もあったらいいなと思います。また、参加人数の上限を超えたら登録をストップする機能なども追加されたら嬉しいです。

 セッションの合間のコミュニケーション手段を強化したい

小栗氏:単発なイベントではなくてサロンのような形で、同じコミュニティに対して、何回もセッションを行うタイプのイベントの場合、セッションとセッションの間のエンゲージメントを高くキープするために、プラットフォームEventory (イベントリー)をどう活用できるか、ということに非常に興味があります。

イベント経由で、ライブ実施時以外のときにコミュニケーションできるツールが、メール以外(メールでも)、何か効果的な運用方法などがあったらぜひ知りたいです。

 片岡:Eventory (イベントリー) では、コミュニケーション方法として、メール、ニュース配信が主催者からプッシュで情報配信できます。また、投票やアンケートも、イベント中でなくても実施できるので、イベント実施時以外でも、アンケートに参加したい、繋がっていたいと思わせるような仕組みとともに活用いただけると効果的だと思います。

片岡: 次回のセッションでやってみたいことがあれば教えていただけますか。

小栗氏:まずは今回できなかったことを実施したい。アンケートや、参加者同士のコミュニケーションの時間、登壇者と参加者とのコミュニケーションの時間をしっかりとって、エンゲージメントを高められるという仕組みを実現したい。ストリーミング配信も試してみたいですね。

片岡 :ストリーミングの場合、参加者の方々の顔が見えなくなるので、その分、画面上でチャットとか、投票などのコミュニケーションがとりやすくなりますね。

山口氏:チャットのほうがコミュニケーションしやすい、という方もいるかもしれないので、Eventory (イベントリー) のストリーミング機能も試してみたいです。

片岡:ぜひ次回のイベントに向けて新たな機能も試していただければと思います。お時間をいただきまして、ありがとうございます。

※セミナー情報はこちら:https://www.ellegirl.jp/ellegirl-next-lab/

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