導入事例 ロコガイド様 | 【公式】Eventory(イベントリー日本版)

導入事例 ロコガイド様

全国各地のリテール関連事業者が集まる、5日間にわたる大規模なライブイベントをワンストップで開催


  リテール総合研究所(ロコガイド)

  事業開発グループ

  三宅秀様


リテール総合研究所(ロコガイド)は、国内最大級のチラシ・買い物情報を提供するサービス「トクバイ」や、生活情報メディア「ヨムーノ」を運営するなど、生活者と小売店舗をつなげ、日々のくらしを豊かにするための地域情報をデジタル化しさまざまなアプローチで提供しています。

今回は、同社がスーパーマーケット協会との共同企画として実施した大型オンラインイベント「リテールトレンドウィーク」にてEventoryをご利用いただきました。2022年からEventoryをご採用いただき、継続してご利用いただいております。

リテールトレンドWEEK2022

大規模イベントの開催に向けて

全国の小売流通企業に向けた大規模イベント「リテールトレンドウィーク2022・2023」をスーパーマーケット協会様との共同開催として企画、その際のイベント運営ツールとしてEventoryを活用しました。

本イベントは、事業者側の最先端の取り組みを、それぞれの企業の経営層が登壇することで直接発信してもらうことで、リテール業界の「今」を伝えるものです。ターゲットは主に小売り・流通事業に従事される方々ですが、さらにその周辺企業、商品を卸す消費財メーカー、食品メーカー、サービスベンダーなどに広くご案内し、日常の業務のヒントになるような情報をお届けできればと考えました。

Eventory採用のきっかけ

本イベントのような大規模イベントは今回が初めての試みでした。これまでは小規模のWEBセミナー(ウェビナー)などを行ってきたのですが、コロナ禍のタイミングで直接的な情報収集手段が極端に減ったことなどが影響しているのか、開催回を追うごとに参加者数が増え、ショートセミナーでありながら1,000人近い方が集まるようになりました。

これをきっかけにそのノウハウを活用し、もっと大規模な、広いジャンルの参加者に情報を届けられるようなイベントを開催したいと考え今回の企画を行いました。集客規模も大きくなり、さらに5日間という長い期間での開催を考えたとき、自力での運営では不安があったため、視聴者が参加しやすく、また運営側が管理しやすい新たなツールを探す必要があると考え、その中で想定しているイベントのほとんどの機能を実現できるEventoryにたどり着きました。

Eventoryを採用に決めたポイント

一番は、ツールの操作性が直感的でわかりやすかったことです。また、複数のセッションを同時に管理できることも大きなポイントでした。今まではひとつのセッションだけを講演していて、配信にはzoomウェビナーを使っていました。従来のzoomでの配信では、視聴するたびにバラバラに毎回入力フォームに情報をいれてもらうことになってしまい、長期間にわたり複数セッションを同時提供する今回のイベントでは、参加者が不便だろうと考えました。

1回の登録で会期中好きなときに好きなセッションを視聴してもらえるようにしたかったので、このあたりの機能が実装されているツールを探していました。いくつか比較した中で、直感的に一番使いやすそうでかつ費用対効果が良さそうなEventoryを導入することに決めました。 

Eventoryを導入して良かったこと

実際のイベント

Eventoryを使い、5日間続けて疑似ライブ(決まった時間にライブ配信する)として、事前に収録した動画をストリーミング配信しました。さらに終了後、2週間程度のアーカイブ提供期間を設けて視聴可能にし、ライブで参加できなかった方でも広くご視聴いただけるようにしました。また、参加者に対してのイベント前のリマインドメールや視聴済み参加者に対してのアンケート・サンキューメールの配信、セッション未視聴者に対しアーカイブ配信のご案内などをEventory内で簡単に送ることができたことも助かりました。

初めて使うツールだったので導入当初は不安がありましたが、事前リハーサルを実施したり、丁寧なサポートをいただいたりして本番前までに不明点が確認できたので、ライブ配信当日も特に不安や問題もなく、イメージ通りのイベントが実施できたと思います。

課題点としては、1回(1日)だけの配信でライブを行ったときと比較すると、5日間という長い期間参加者を拘束することや、後からアーカイブ視聴できることを事前に告知してしまったことなどもあり、ライブ当日の視聴に対する歩留まり(参加率)が悪くなってしまった部分がありました。「どこでも、いつでも見れるように」としたことが、ライブ参加する価値を下げてしまったかもしれません。今後の課題になると感じました。

今後はアーカイブ視聴を前提として、擬似ライブではなく埋め込み動画など活用できればと考えております。イベント参加者が見たい時に、見たい箇所だけ見てもらいユーザー体験を高めつつ、コンテンツの質も高めていくことでイベントの満足度を向上できれば理想です。ユーザーにとってもシンプルで迷いなく視聴ができる設計にできればと思います。

2022年:オンライン開催:事前収録の配信、アンケート、メールキャンペーンの利用
2023年:ハイブリッド開催:上記に加え、会場講話・表彰式のLIVE配信

今後のイベント運営について

オフラインとオンラインどちらがいいという結論はないのですが、それぞれにメリット・デメリットがあると考えています。

オフライン開催することで得られるリアルな体験は、オンラインと比較するとより参加姿勢が積極的ですし、参加者の印象の濃さが違うと感じます。私たちがターゲットとしている小売企業事業関係者は、特にリアルな接点を好む傾向がある感じがします。とはいえ、オフラインでの開催は一箇所に人が集まることから、コロナ禍のような状況が起きて実施できなくなる可能性もありますし、会場手配や受付や誘導といったスタッフ人員など、リアルな開催ならではの運営コストもかかります。

オンライン開催のメリットとしては、参加者のデータが明確に取得できること、また比較して運営コストがリーズナブルに始められるといった点が大きいと思います。視聴者も環境やスケジュールにとらわれず気楽に見れることがあると思いますので、オンラインイベントは今後も継続してやっていきたいと思っています。しかしながら視聴者、登壇者、主催者それぞれの直接的なコミュニケーション、化学反応が起きにくいことから関係性が希薄になる傾向も感じています。

いつでも見れることを逆にメリットとして考え、見る側の意識を上げられるコミュニケーション方法を模索していく必要がありそうです。またオンライン開催をする場合は、登壇者や参加者側にITリテラシーを求めることにもなるので、参加者の皆さんに新しいツールを使っていただくことに対して、さらに十分なインフォメーションやレクチャーなどのサポートができればと思っています。

このあたりのバランスを見極めながら今後、必要に応じてイベント開催の方法を検討できればと思います。

Tags: